最終更新日: 2025年8月22日
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以前のバージョンについては、v3の関連付けAPIのドキュメントを参照してください。
**注:**v4関連付けAPI は、NodeJS HubSpot Clientのバージョン9.0.0以降でサポートされています。
HubSpotで定義されている関連付けタイプ
HubSpotには、あらかじめ定義された一連の関連付けタイプが備わっています(例:会社へのコンタクトのラベルなしの関連付け)。しかし、アカウント管理者は独自の関連付けラベルを定義して、レコード関係の追加情報を提供できます(マネージャー、従業員など)。HubSpot定義の関連付けタイプは次の2つです。- **プライマリー:**他のレコードが関連付けられるメインの会社。プライマリー関連付けは、リストやワークフローなどのHubSpotツールで使用できます。複数の会社が関連付けられたレコードの場合、このAPIでは、プライマリーと見なされる会社の変更がサポートされます。
- ラベルなし:コンタクト、会社、取引、チケット、またはカスタムオブジェクトのレコードが関連付けられたときに追加される関連付けタイプ。このタイプは関連付けが存在することを示し、レスポンスでラベルの値が常に
null
と返されます。レコードにプライマリー関連付けまたはカスタム関連付けラベルがある場合、これらのタイプは、ラベルなし関連付けタイプの横に表示されます。
単一のラベルとペアのラベル
レコード間の関係を表すために使用できる関連付けラベルには、次の2種類があります。- **単一:**関係における両方のレコードに適用される1つのラベル。例えば「友人」、「同僚」などです。
- ペア:1組のラベル。関連付けられたレコードのそれぞれの側の関係性を表すために異なる語が使用される場合です。例えば「親」と「子」、「雇用主**」と「従業員**」などです。ペアのラベルを作成するには、リクエストに
inverseLabel
フィールドを含めて、ペアの2番目のラベルを指定する必要があります。
関連付けタイプを作成する
カスタム関連付けタイプは、HubSpot内で、または関連付けスキーマAPIエンドポイントを使用して作成できます。各オブジェクトペア間に最大で10個の関連付けタイプを作成できます(例:コンタクトと会社、コンタクトとコンタクト)。 APIを使用して関連付けタイプを作成するには、POST
リクエストを/crm/v4/associations/{fromObjectType}/{toObjectType}/labels
に送信し、リクエストに次の情報を含めます。
- name:関連付けタイプの内部名。この値にハイフンを含めたり、値の先頭を数字にしたりすることはできません。
- label:HubSpotで表示される関連付けラベルの名前。
- inverseLabel(ペアラベルのみ):ラベルのペアにおける2番目のラベルの名前。
関連付けタイプを取得する
特定のオブジェクト間の関連付けタイプを表示するには、GET
リクエストを/crm/v4/associations/{fromObjectType}/{toObjectType}/labels
に送信します。
各項目に以下が含まれる配列が返されます。
- **category:**関連付けタイプがHubSpotとユーザーのどちらによって作成されたか(
HUBSPOT_DEFINED
またはUSER_DEFINED
)を示します。 - **typeId:**その関連付けタイプの数値ID。これを使用して、レコードを関連付けるときにラベルを設定します。HubSpotで定義されている全ての
typeId
値については、このリストを参照してください。 - **label:**英数字のラベル。「ラベルなし」関連付けタイプの場合、これは
null
になります。
レコードを関連付ける
ラベルなしでレコードを関連付ける
2つのレコード間に既定のラベルなし関連付けを作成したり、レコードにラベルなし関連付けを一括で設定したりできます。2つのレコード間に既定の関連付けを個別に設定するには、PUT
リクエストを
/crm/v4/objects/{fromObjectType}/{fromObjectId}/associations/default/{toObjectType}/{toObjectId}
に送信します。
リクエストURLには、次の情報を含めます。
fromObjectType
**:**関連付けるオブジェクトのID。ID値を見つけるには、このオブジェクトタイプIDのリストを参照してください。コンタクト、会社、取引、チケット、メモには、オブジェクト名(contact
、company
など)を使用できます。fromObjectId
**:**関連付けるレコードのID。toObjectType
**:**レコードの関連付け先となるオブジェクトのID。ID値を見つけるには、このオブジェクトタイプIDのリストを参照してください。コンタクト、会社、取引、チケット、メモには、オブジェクト名(contact
、company
など)を使用できます。toObjectId
**:**関連付け先となるレコードのID。
67891
である会社レコードに関連付ける場合、リクエストURLは/crm/v4/objects/contact/12345/associations/default/company/67891
になります。
既定の関連付けを一括で設定するには、POST
リクエストをcrm/v4/associations/{fromObjectType}/{toObjectType}/batch/associate/default
に送信します。リクエスト本文に、関連付けるレコードのobjectId
値を含めます。
**注:**1つのレコードに含めることができる関連付けの数は、オブジェクトとHubSpotの配信登録によって異なります。
ラベル付きでレコードを関連付ける
2つのレコードを関連付けて、その関連付けを記述するラベルを設定するには、PUT
リクエストを/crm/v4/objects/{objectType}/{objectId}/associations/{toObjectType}/{toObjectId}
に送信します。リクエスト本文に、作成する関連付けのタイプを示すassociationCategory
とassociationTypeId
を含めます。
ラベルのない関連付けを作成する場合は、上記のセクションで概説した、associationCategory
やassociationTypeId
を必要としない既定のエンドポイントを使用できます。ラベルを使った関連付けを作成する場合は、この既定のタイプIDのリストを参照できます。または、これらのオブジェクト間のカスタム関連付けタイプを取得する必要があります。
**注:**クロスオブジェクトおよびペアになったラベルの関係の場合は、正しい方向を示す
typeId
を必ず使用してください(例:コンタクトから会社、会社からコンタクト、従業員からマネージャー、マネージャーから従業員)。GET
リクエストを/crm/v4/associations/contact/deal/labels
に送信します。
2.応答の中で、ラベルのtypeId
値とcategory
値を確認します。IDは数値で(例えば36
)、カスタムラベルの場合、カテゴリーは常にUSER_DEFINED
です。
3.次のリクエスト本文を使用して、PUT
リクエストを/crm/v4/objects/contact/{objectId}/associations/deal/{toObjectId}
に送信します。
関連付けの制限を設定および管理する
オブジェクト間で関連付けられるレコードの数や、ラベルを使って関連付けを記述できる頻度に対して、制限を設定することができます。また、技術的な制限やご利用のHubSpotの配信登録に応じた制限もあります。関連付けの制限を作成または更新する
オブジェクト間の関連付けの制限を新規作成したり、既存の制限を更新したりできます。- 制限を作成するには、
POST
リクエストをcrm/v4/associations/definitions/configurations/{fromObjectType}/{toObjectType}/batch/create
に送信します。 - 既存の制限を更新するには、
POST
リクエストをcrm/v4/associations/definitions/configurations/{fromObjectType}/{toObjectType}/batch/update
に送信します。
inputs
を含めます。
パラメーター | 説明 |
---|---|
category | 制限を設定する対象の関連付けのカテゴリー。HUBSPOT_DEFINED またはUSER_DEFINED のいずれかです。 |
typeId | 制限を設定する対象となる関連付けタイプの数値ID。既定のtypeId 値のリストを参照するか、カスタムラベルの値を取得してください。 |
maxToObjectIds | 関連付けタイプで許容される関連付けの最大数。 |
関連付け制限を取得する
- 定義されている全ての関連付け制限を読み取るには、
GET
リクエストを/crm/v4/associations/definitions/configurations/all
に送信します。これにより、全てのオブジェクトで定義されているカスタム関連付け制限が返されます。 - 特定の2つのオブジェクト間の関連付け制限を読み取るには、
GET
リクエストを/crm/v4/associations/definitions/configurations/{fromObjectType}/{toObjectType}
に送信します。
category
、typeId
、maxToObjectIds
、label
の値が返されます。例えば、取引とコンタクトの間の制限を取得する場合、応答は次のようになります。
関連付けの制限を削除する
特定の関連付け制限を削除するには、POST
リクエストを/crm/v4/associations/definitions/configurations/{fromObjectType}/{toObjectType}/batch/purge
に送信します。リクエスト本文に、制限を削除する対象の関連付けタイプのcategory
値とtypeId
値を含めます。
例えば、取引とコンタクトの間の「Point of contact」制限を削除するには、次のようなリクエストになります。
高い関連付け使用率に関するレポート
1つのレコードに可能な関連付けの数には、技術的な制限があります。関連付けAPIを使用すると、関連付けの上限に近づいている、または上限に達したレコードのレポートを取得できます。 レポートを取得するには、POST
リクエストをcrm/v4/associations/usage/high-usage-report/{userID}
に送信します。ファイルには、関連付け制限の80%以上を使用しているレコードが含まれます。例えば、1つの会社を最大50,000件のコンタクトに関連付けることができる場合、既に40,000件以上のコンタクトが関連付けられている会社がファイルに含まれます。ファイルは、リクエストURLにIDが含まれていたユーザーのEメールに送信されます。ユーザーAPIを使用してユーザーIDを取得する方法をご確認ください。
関連付けタイプID値
HubSpotで定義された、関連付けのタイプを指定するassociationTypeId
値を以下の表に示します。関連付けタイプは、含まれるオブジェクトと関連付けの方向によって異なります(例えば「コンタクトから会社」は「会社からコンタクト」とは異なります)。カスタムオブジェクトまたはカスタム関連付けラベルを作成する場合、該当する関連付けタイプには固有のtypeId
値があり、これらの値を取得するか、HubSpotの関連付け設定でこれらの値を見つける必要があります。
注:既定の会社関連付けタイプには、ラベルなし関連付けタイプとプライマリー関連付けタイプが含まれています。レコードに複数の会社が関連付けられている場合、1つだけをプライマリー会社にすることができます。その他の関連付けには、ラベルがないか、またはカスタム関連付けラベルを付けることができます。
v1関連付け(レガシー)
v1関連付けAPIを使用している場合、レコードを関連付けるときに使用するIDについて、下記の表を参照してください。関連付けタイプ | ID |
---|---|
コンタクトから会社へ | 1 |
会社からコンタクトへ(既定) | 2 |
会社からコンタクトへ(全ラベル) | 280 |
取引からコンタクトへ | 3 |
コンタクトから取引へ | 4 |
取引から会社へ | 5 |
会社から取引へ | 6 |
会社からエンゲージメントへ | 7 |
エンゲージメントから会社へ | 8 |
コンタクトからエンゲージメントへ | 9 |
エンゲージメントからコンタクトへ | 10 |
取引からエンゲージメントへ | 11 |
エンゲージメントから取引へ | 12 |
親会社から子会社へ | 13 |
子会社から親会社へ | 14 |
コンタクトからチケットへ | 15 |
チケットからコンタクトへ | 16 |
チケットからエンゲージメントへ | 17 |
エンゲージメントからチケットへ | 18 |
取引から商品項目へ | 19 |
商品項目から取引へ | 20 |
会社からチケットへ | 25 |
チケットから会社へ | 26 |
取引からチケットへ | 27 |
チケットから取引へ | 28 |