最終更新日: 2025年9月12日
‘CRMオブジェクトのクエリーを実行し、HubSpot上にホスティングされたコンテンツにレンダリングできます。これにより、業務、ウェブサイト、Eメールでのデータ共有が可能になります。’; CRMオブジェクトのクエリーを実行して、HubSpotでホスティングされるコンテンツ上にオブジェクトのレコードからのデータを表示させることができます。これにより、業務、ウェブサイト、Eメールの間でデータを共有できます。crm_objectcrm_objectscrm_associationsのHubL関数を使用すると、CRMオブジェクトデータに基づいてロジックを表示および制御できます。 ウェブサイト上でCRMデータを使用することで、営業、マーケティング、ウェブサイトのデータが全て同じ場所に存在し、常に同じ情報が反映されることになります。さらに、CRMレコードを相互に関連付けることができるので、関連付けられたデータをウェブサイトページに取り込むこともできます。 同様に、CRMオブジェクトまたはHubDBデータを使用して自動生成される動的ページのセットを作成できます。

使用例

ページでCRMオブジェクトデータを使用する例の1つとして、不動産リストページがあります。「物件」と呼ばれるカスタムオブジェクトを使用すると、リストに掲載する必要のある家屋ごとにオブジェクトレコードを作成できます。_ _次に、不動産業者は物件オブジェクトに情報を追加して、場所、寝室の数、希望価格などの詳細を保存することができます。 その後、ウェブサイトページで各物件のレコードデータを取り込んで、リスティングページと各物件の詳細ページを作成できます。 この例全体を確認するには、GitHubリポジトリーをご参照ください。 この例の概要については、HubSpot Developer Day 2020の録画をご参照ください。

サポートされるCRMオブジェクトタイプ

CMSページのデータの取得元として可能なCRMオブジェクトの種類を以下に示します。全てのページでデータを使用できるか、それとも非公開ページでのみデータを使用できるかは、オブジェクトタイプによって異なります。 以下の表は、CMSコンテンツで使用可能なオブジェクトタイプと、そのオブジェクトタイプ名および完全修飾名を示しています。

全てのページで使用できるCRMオブジェクトデータ

次のCRMオブジェクトからのデータは、任意のCMSページで使用可能です。
オブジェクトタイプobject_type_name完全修飾名
製品productPRODUCT
マーケティングイベントmarketing_eventMARKETING_EVENT
カスタムオブジェクトContent Hub Enterpriseのみ。_ _オブジェクトの完全修飾名または作成時に入力した名前を使用できます。例えば、Carsという名前のオブジェクトを作成した場合、carsCarで参照することはできません。カスタムオブジェクトの名前が標準オブジェクトと同じ場合は、完全修飾名を使用する必要があります。また、オブジェクト名が全て大文字で表記される場合は、HubSpotの標準オブジェクトとの競合を避けるためにFQNを使用することを強くお勧めします。

非公開ページで使用できるCRMオブジェクトデータ

以下のCRMオブジェクトからのデータは、パスワードまたはメンバーシップログインのいずれかを必要とするページでのみ使用可能です。
オブジェクトタイプobject_type_name完全修飾名
コンタクトcontactCONTACT
会社companyCOMPANY
取引dealDEAL
チケットticketTICKET
見積もりquoteQUOTE
商品項目line_itemLINE_ITEM

crm_object関数を使用して単一のCRMレコードからのデータを表示する

crm_object関数を使用し、クエリーまたはCRMレコードIDを使ってHubSpotのCRMから単一のレコードを取得します。 オブジェクトレコードは、プロパティーと値から成るディクショナリーとして返されます。
{# Render custom object by query #}
{% set event = crm_object("event", "name=Defensive Health") %}
{{ event.name }}

{# Render custom objects specifying the id of the object #}
{% set event = crm_object("event", 289236) %}
{{ event.name }}

crm_objects関数を使用して複数のCRMレコードからのデータを表示する

crm_objects()関数を使用し、クエリーまたはレコードIDを使ってHubSpotのCRMからオブジェクトタイプ別にCRMレコードを取得します。レコードは、プロパティーと値から成るディクショナリーとして返されます。 返されるオブジェクトにはresultsプロパティーが含まれ、これをループ処理することでレコード内の項目の情報を表示できます。
{# Render custom objects by query #}
{% set events = crm_objects("event", "limit=3&type=virtual") %}
<h3>{{events.total}} New Events:<h3>
<ul>
{% for event in events.results %}
	<li>Name: {{ event.name }}</li>
{% endfor %}
<ul>

{# Render custom objects by ids #}
{% set events = crm_objects("event", [289236,289237,289238]) %}
<h3>{{events.total}} New Events:<h3>
<ul>
{% for event in events.results %}
	<li>Name: {{ event.name }}</li>
{% endfor %}
<ul>

関連付けられたレコードの表示

crm_associationsのHubL関数を使用すると、特定のレコードID、関連付けカテゴリー、関連付け定義IDに基づき、関連付けられているレコードのリストをHubSpotのCRMから取得できます。 レコードは、プロパティーと値から成るディクショナリーとして返されます。
{% set associated_objects = crm_associations(289236, "USER_DEFINED", 3) %}
<h3>Contacts Associated With Event</h3>
<ul>
{% for contact in associated_objects.results %}
	<li>Name: {{ contact.firstname }} {{ contact.lastname }}</li>
{% endfor %}
</ul>

カスタムオブジェクトタイプの詳細を取得する

カスタムオブジェクトタイプのnameidfullyQualifiedName、関連付けID、その他の詳細を取得するには、CRMオブジェクトスキーマAPIGETリクエストを送信します。

CRMオブジェクトモジュールのフィールド

CRMオブジェクトフィールドを含むモジュールを構築すると、コンテンツ作成者は表示またはロジックを実行する対象のCRMレコードを選択できるようになります。 例えば、特定の製品、コンタクト、会社、取引、見積もり、チケット、またはカスタムオブジェクトからの情報を表示できます。 CRMオブジェクトフィールド

CRMオブジェクトのチュートリアルと資料