最終更新日: 2025年10月8日
OAuthトークンAPIを使用して、公開アプリの認証、および公開アプリからのリクエストの認証に必要なトークンを生成し、管理します。例えば、アプリのインストールプロセス中に、このAPIを使用して初回アクセストークンとリフレッシュトークンを取得する必要があります。その後も引き続きこれを使用して、古いトークンが期限切れになったときに新しいトークンを生成します。詳しくは、OAuthの利用をご確認ください。
これらのエンドポイントを使用するには、その前に公開アプリを作成する必要があります。その後、ユーザーがそれを自分のアカウントにインストールして、OAuthアクセスを開始する必要があります。
OAuthアクセスの開始
アプリを作成した後、ユーザーはアプリの設定にあるインストールURL(クエリーパラメーターとしてclient_id、redirect_uri、scopesを含む)を使用して、アプリを自分のHubSpotアカウントにインストールできます。また、必要に応じてoptional_scopesおよびstateを含めることもできます。
ユーザーがアプリを認証してアカウントにインストールした後、リダイレクトURLにcode値が付加されます。これを使用してアクセストークンとリフレッシュトークンを生成できます。アクセストークンはアプリが発行するリクエストを認証するのに使用され、リフレッシュトークンは現在のアクセストークンが期限切れになったときに新しいものを取得するために使用されます。
詳しくは、アプリでOAuthを開始する方法をご確認ください。
初期アクセストークンとリフレッシュトークンを生成する
OAuthのアクセストークンとリフレッシュトークンを取得するには、URL形式でエンコードしたPOSTリクエストを/oauth/v1/tokenに送信します。リクエスト本文では、client_idやclient_secretなどのさまざまな認証パラメーターと、リダイレクトURLを通して返されるcodeを指定します。
ユーザーがアプリを認証した後、リダイレクトURLにcode値が付加されます。このコードを使用して、初期アクセストークンとリフレッシュトークンを生成します。アクセストークンの存続期間は短時間です。アクセストークンの生成時にexpires_inパラメーターを調べると、存続期間(秒数)を確認できます。
例えば、リクエストは次のようになります。
| パラメーター | 型 | 説明 |
|---|---|---|
grant_type | 文字列 | リクエストで初期アクセストークンとリフレッシュトークンを生成するには、authorization_codeでなければなりません。 |
code | 文字列 | ユーザーがアプリをインストールした後にリダイレクトURLで返されるcode。 |
redirect_uri | 文字列 | アプリで設定されたリダイレクトURL。 |
client_id | 文字列 | アプリのクライアントID。 |
client_secret | 文字列 | アプリのクライアントシークレット。 |
expires_inフィールドは、アクセストークンの有効期間(秒)を指定します。
アクセストークンの更新
リフレッシュトークンを使用すると、URL形式でエンコードしたPOSTリクエストを/oauth/v1/tokenに送信することで、新しいアクセストークンを生成できます。リクエスト本文でgrant_type、client_id、client_secret、refresh_tokenを指定します。
| パラメーター | 型 | 説明 |
|---|---|---|
grant_type | 文字列 | リクエストでリフレッシュトークンから新しいアクセストークンを生成するには、refresh_tokenでなければなりません。 |
refresh_token | 文字列 | リフレッシュトークンの値。 |
client_id | 文字列 | アプリのクライアントID。 |
client_secret | 文字列 | アプリのクライアントシークレット。 |
アクセストークンのメタデータを取得する
OAuthアクセストークンに関する情報(トークン作成の対象となったユーザー、および対応するHub IDなど)を取得するには、GETリクエストを/oauth/v1/access-tokens/{token}に送信します。
ユーザーのアクセストークンとそのHubSpotアカウントに関する情報を含むレスポンスが届きます。
注:
HubSpotアクセストークンにエンコードされる情報は更新されていくので、時間の経過とともにトークンのサイズが変動することが予想されます。あらゆる変更に対応できるよう、トークンサイズには最大512文字分を確保することをお勧めします。リフレッシュトークンの削除
ユーザーがアプリをアンインストールした場合は、DELETEリクエストを/oauth/v1/refresh-tokens/{token}に送信してリフレッシュトークンを削除できます。この処理で削除されるのはリフレッシュトークンのみです。リフレッシュトークンを使って生成されたアクセストークンは、削除されません。また、これによってHubSpotアカウントからアプリケーションがアンインストールされたり、アプリとアカウントの間のデータ同期が妨げられたりすることはありません。